スタジオメモ6  JIA福島地域会 応急仮設住宅について

●4月9日


JIA福島地域会
今日は、建設事務所の村井さんと待ち合わせし、南会津から郡山でのJIA福島地域会へ。芳賀沼とは郡山で集合。
会議では、主に新聞報道で出た応急仮設住宅の県内業者に発注するという件で、JIA福島地域会としての対応についてどうするのかということが、主な会議の内容でした。

1万戸はプレハブ協会が準備できるもので建設を進めるが、間に合わない4000戸を県内業者に発注するとのことです。
県は11日に応急仮設住宅の仕様や規格、アフターサービス体制など公募要件を公表するようです。

会津短期大学の柴崎先生より、阪神大震災の仮設住宅で出た問題点などの説明がありました。阪神大震災で亡くなった方のおよそ一割が、復興の過程で亡くなってしまった事。また、くじ引きによる抽選性により、人間関係が切れてしまった事、プレハブでつくられた集会所については、ほとんど使われなかった事、洗濯を干す場所が欲しい事、また家財道具等を持ち込むので、収納の場所(ロフト)等があると良い事などお話がありました。

JIA福島地域会としては、建設業者として手をあげることは出来きませんが、応募する建設業者の方に手弁当で図面協力やアドバイスを行ない、少しでもよい住環境づくりに積極的に参加するということになりました。

また資材不足の中、使える資材を探し、工期、予算等についても実現可能な提案をするということも問われています。
(文 滑田)

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