はりゅうウッドスタジオでSD Review 2021に出展した「森の町とPavillion」が「槇賞」を受賞しました。
「槇賞は今年からの新しい賞で、槇文彦さんの名前のある賞をいただいて身が引き締まる思いです。
このプロジェクトは芳賀沼整さんが亡き後スタートしたプロジェクトでした。
事務所としても再出発の意味もあり、SDレビューに耐えられる強度のあるプロジェクトにしたいと取り組みました。
小さな経済圏でつくれる構法が、地元の建築に携わる人にとっても誇りとなり、その構法によって象徴的な空間となることを意図していました。その構法が縦ログ構法であり、重ね梁による空間でした。
はりゅうウッドスタジオは死んでいないぞということを示そうと取り組んできました。
SDレビューの展示を終えたときに、展示模型を前にして、
芳賀沼整さんや難波和彦さんと取り組んできた縦ログ構法や震災後に一緒に協働してきた様々なことがこのプロジェクトに入っていたことに気づきました。
バトンを受け継いでこのプロジェクトをやっていたのだと思います。
まずこの10年はまた次の人たちにバトンを渡せるように、
バトンを渡せるだけの実績を、懸命にやっていく中で積んでいきたいと思います。
ご支援していただいた皆様、本当にありがとうございました。
SD2021という書籍に他の方の作品や審査員の方講評が掲載されています。
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