4/6はとみおかワイナリーのプレオープンの日でした。
今回、とみおかワイナリーの設計に携わらせていただき、施工を担ってくださった芳賀沼製作さんをはじめ、多くの協力業者の皆さまとともに無事この建物を完成させることができました。心より感謝申し上げます。
この場所で、津波をから残った蔵と、その周りで富岡ワインに関わる方々の営みが輝いて見えるような場をつくりたいと考えました。レストランの屋根は蔵と呼応し、その下に醸造所を配置。レストランからは葡萄畑や作業の風景が一望でき、常磐線の列車からもレストランの活動が見えます。
外壁の焼杉は、学生とのワークショップで仕上げたもので、かつて設計した住宅にも使っていた素材です。15年前、同じ場所で設計した住宅は津波で流されましたが、あの時の蔵と再びつながり今日、皆様がいきいきとスタートしている姿がとても眩しく感じました。
この建物が、富岡で始まる新しい取り組みにそっと寄り添い、支えていく存在になればと願っております。本日は本当におめでとうございます。そして、ありがとうございました。