リビング
解体途中の様子。上のリビングの写真と同位置にて撮影。柱を撤去し、梁で補強をすることによって、広々とした一体空間に改築した。
リビングよりキッチンを見る。
階の吹き抜け部。斜めになっている窓は、下屋の角度に合わせてFIX硝子をはめ込んだ。
吹き抜けより見下ろす。
2階フリースペース。新たに化粧筋交いを設け、構造補強を行っている。天井材を剥がし、屋根勾配なりの傾斜天井とすることによって、古い梁材が表しとなった。
設計コンセプト
1階で家業の酒屋を営む店舗併用住宅の改築である。
施主は30代のご夫婦とお子さん。生まれ育った我が家を、今度は自分たちの新しい家族が住まうために改築する。
6帖、8帖ほどに小割になっていた部屋の壁、柱を撤去し、家全体を大きなワンルーム空間として整理することで、自然光が豊かに差し込む住まいとした。
今回の改築では、外装は一切新しくはしていない。窓をLOW-Eペアガラスへ交換し、内壁をふかし、断熱材を内側に入れて、断熱性能をアップしている。限りあるコストの中で、効率的に改築を行なった。また、基礎の補強も、解体時に行っている。