本プロジェクト Smart Wellness Town PEP MOTOMACHI は、元気な子どもを中心にした健康まちづくり推進プロジェクトです。 郡山市の医療を支えてきた小児科診療所の移転新築に伴い、郡山市本町のまちづくりの視点からのエリアづくりを行っています。 小児科診療所は、地域材を利用し縦ログ構法による建物とし、旧病院跡地には、木造仮設 ( ログ仮設 ) を再利用した「子育て支援」「薬局」を設置し、エリア全体による本町活性化と、子供たちのためのエリアづくりをします。二つの建物をつなぐものとして ロハスの広場を設置し、子供達や地域の人が集まる公園とします。
木を使用することは、木質空間 の心理的なストレス軽減効果やシックハウスの低減などがあり、 居心地のよい空間づくりの重要 な要素となっています。また、地震や災害にも安全・安心な建物としています。エントランスや待合スペースでのロハス機能の可視化をはかっています。
フレキシブルな空間 建物中央部は、柱による区分けを行い、1Fは診察処置部門/2F は フリーアドレススペースと回遊性 のある計画としています。また、 外来部門やフリーアドレスゾーンは、将来の増築や使い方の変化 に合わせて変更可能となるよう、最小限の壁配置によりフレキシブルな空間構成としています。
1階のロビーにおいては、待合としての機能だけで名なく、どこでも本が読める待合の子供スペースとして開放されています。
建物概要
用途:小児科医院
所在地:福島県郡山市
延床面積:654.81㎡(2階)
構造:縦ログ構法
設計:はりゅうウッドスタジオ
担当 : 芳賀沼整 滑田崇志 斉木徹※ 早川真介※ 斉藤光(カウンター部分等) ※元メンバー
施工:陰山建設
竣工年:2020年
写真 : 早川真介(早川記録)